手土産ワインにぴったりの安くて美味しい2000円以下の赤ワインとは?

手土産ワインにぴったりの安くて美味しい2000円以下の赤ワインとは?

帰省やちょっとした集まりがあるとき、手土産って悩みますよね。
たまにはちょっとおしゃれにワインも良いかも!と思っても、今度はどのワインを
選んだら良いだろうと悩むという。
今回は、そんな時にぴったりな、堅苦しくなく、カジュアルにみんなで楽しめる赤ワインを
ご紹介します!

 
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手土産ワインにぴったりの安くて美味しい2000円以下の赤ワインとは、
Domaine Alain Brumont Gascogne
(ドメーヌ アラン ブリュモン ガスコーニュ)です。
私が購入したDomaine Alain Brumont Gascogne Ruge
(アラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュ)を撮影した写真
Domaine Alain Brumont Gascogne
(アラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュ)

見た目もポップな感じで話題になりますし、スクリューキャップなので手軽に開けられますね!
お値段は約1400円+税~と、安いです。

ここから、おすすめポイントと合わせて詳しくご紹介しています。

手土産ワインとして安くて美味しい2000円以下の
赤ワインなら、
アラン ブリュモン ガスコーニュをおすすめする理由1.
フランス南西地方固有のブドウ品種タナを味わえるから!

まず、手土産ワインとしてアラン ブリュモン ガスコーニュをおすすめする理由は、
フランス南西地方固有のブドウ品種タナを味わえるからです!

私が描いたタナのイラスト
私が描いたタナ

相変わらずの絵心の無さですみません!

タナというブドウ品種はあまり聞いたことがないかもしれないですね。
黒々とした色の濃い、赤ワイン用のブドウです。渋みも強いブドウになっています。

日本酒でいうところの、地方の地酒みたいなイメージでしょうか。
タナはフランスの南西地方、主にピレネー地区で造られている伝統品種です。
ピレネー山脈の麓辺りですが、石灰質土壌や砕けた小石や様々な種類の粘土質の土壌と、多様な
土地になっています。

アラン ブリュモン ガスコーニュの”ガスコーニュ”とは、ちょうどこの辺り一帯の地域名を
指しており、特にその内のマディラン地方はタナが有名です!

 
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ちなみに、ガスコーニュ地域は、
ブランデーのアルマニャックが特産の地域でもあります!
アルマニャックもブドウが原料ですしね!
アルマニャック

ざっくりとしたガスコーニュ地域の位置と、マディラン地方の地図を載せておきますね。

私が地図上でだいたいのガスコーニュ地域の位置を示した図
私が地図上でだいたいのガスコーニュ地域の位置を示した図

現在では他の国でも栽培され始めたようですが、何と言っても、土着品種で
あまり知られていなかったタナが世界で評価されるようになったのは、アラン・ブリュモン氏が
この南西地方で高品質なワインを生み出したことが大きく影響しています!
彼は、このフランス南西地方で最高の生産者と呼ばれ、偉大なワインメーカーの1人として称されています。

 
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フランス南西地方特産のぶどう”タナ”から出来たワインというだけで、
ちょっと特別感ありますよね。
まして、世界で称賛されるほどのワインをタナから造りあげた
ドメーヌ アラン ブリュモンのワインと聞けば、
ますます期待度上がります!

アラン ブリュモン ガスコーニュ シリーズにもいくつか種類がありますが、
まずはタナが使われている赤ワインをご紹介していきますね。

1.アラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュ

ブドウ品種:タナ、メルロー

生産者:Domaine Alain Brumont(ドメーヌ アラン ブリュモン)

産地:ガスコーニュ

アルコール度数:14% vol.

内容量:750ml

フランスの品質分類: I.G.P ガスコーニュ

私が飲んだアラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュを撮影した写真
アラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュ

樹齢20~100年ほどのブドウの木から出来たタナとメルローを合わせて作られたワインです。
特に、このアラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュは、
ガスコーニュ地方でも特徴的な”Peyrusquet”と呼ばれる粘土と石灰岩の混ざった土地で
育ったブドウで出来ています。

メルロー

そして、フランスの品質分類のI.G.Pガスコーニュとは、この特別な土地であるガスコーニュで
出来たとラベル表示を認められたワインにつけられます。
I.G.Pに属するワインは、生産地域だけでなく、ブドウの栽培からワイン醸造方法まで規定が
あり、それをクリアしなければならないので、それだけ品質を認められたワインだと示す指標になります。

 
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ちなみに、生産地のラベル表示を認めるフランスワイン法には、
これよりも厳しい規定をくぐり抜けた原産地統制名称”A.O.C.”があります。
フランスワインのラベルにA.O.C.とあれば、特産地で出来たワインなので
要チェックですね!

それにしてもブドウの木って長寿ですよね!
もちろん手間暇かけて大事に育てられているからこそなんでしょうけど。

味わいは、渋みも強くなくて自然な果実の甘味があってワインが苦手な女性の方でも
飲みやすいのかなと感じました。

私がアラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュを注いでいる様子を撮影した写真
アラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュを注いでいる様子
 
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実際、アラン ブリュモン ガスコーニュ ルージュは、
サクラアワードと呼ばれる
“SAKURA” Japan Women’s Wine Awardsのシルバーを
何度も受賞しています!

この賞は、日本の女性ワインプロフェッショナルが審査しているのです!
数千ものワインをブラインドテイスティングで100点満点として評価し、その内、得点数の
高いワインに賞が与えられます。
アラン ブリュモン ガスコーニュ シリーズの他のワインも受賞歴がありますが、
このガスコーニュ ルージュが一番受賞しています。

アラン ブリュモン
ガスコーニュ ルージュを撮影した写真
アラン ブリュモン
ガスコーニュ ルージュ

日本食にあったワインを選び、日本のワイン市場を拡大させていくこと目的として開催
され、日本女性の活躍の場となっている国際的なコンペティションなので、
普段のお家ごはんに合うワインがたくさん見つかると思います!

サクラアワードはワインボトルにシールが貼られているので、見かけたら手に取ってみてくださいね。
サクラアワードについてはこちらからどうぞ。

生産者と内容量は以下、同じなので省きますね。

2.アラン ブリュモン ガスコーニュ タナ・カベルネ

ブドウ品種:タナ、カベルネ・ソーヴィニョン

産地: ガスコーニュ

アルコール度数:14% vol.

フランスの品質分類:I.G.P ガスコーニュ

今度は、タナにカベルネ・ソーヴィニョンを合わせた赤ワインです。
こちらはフルボディなので、タナ+メルローのガスコーニュ ルージュよりも、重めで
濃い感じですね。

カベルネ・ソービニヨン

3.アラン ブリュモン ガスコーニュ ロゼ

ブドウ品種:タナ、シラー、メルロー

産地:ガスコーニュ

アルコール度数:12% vol.

フランスの品質分類:I.G.P ガスコーニュ

なんと、ロゼにもタナが使われているのです!
タナ尽くしですね。色の濃いブドウなのでとても綺麗なピンク色になります。
他10%には白ワイン用のブドウ品種も混ざっています。

このロゼワインはデザートにも合うとか!
美味しいデザートに可愛いロゼワインなんて女子にはたまらないですね。

アラン ブリュモン ガスコーニュ ロゼは樹齢40年のブドウの木から造られたワインです。
アルマニャックの生産が有名な中でも、アルマニャック・テナレーズと呼ばれる地域で出来た
ブドウが使用されています。
粘土質、石灰岩、小石が混ざった斜面の土壌です。

アルマニャック・テナレーズのだいたいの地図を載せておきますね。

私がだいたいのアルマニャック・テナレーズの位置を地図上で示した図
私がだいたいのアルマニャック・テナレーズの位置を地図上で示した図

4.アラン ブリュモン ガスコーニュ ブラン

そして、タナは使われていませんが、白ワインもあるのでご紹介しておきます。

ブドウ品種:グロ・マンサン、ソーヴィニヨン・ブラン

産地:ガスコーニュ

アルコール度数:12.5% vol.

フランスの品質分類:I.G.P ガスコーニュ

グロ・マンサンもあまり聞き馴染みのないブドウ品種かもしれません。

相変わらず似てませんが、グロ・マンサンのブドウの実を描いてみました。

私が描いたグロ・マンサン
私が描いたグロ・マンサン
 
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実は、グロ・マンサンもこのフランス南西地方が特産の
白ワイン用ブドウ品種になります。
タナといい、フランス南西地方は土着品種の宝庫ですね!

ちなみに、”グロ”とはフランス語で”Gros”=”太い、大きい”という意味です。
反対に”Petit Manseng(プティ・マンサン)=”小さいマンサン”という名前の
ブドウ品種もあります。
プティ・マンサンは、実がデラウエアみたいなサイズ感のブドウです。
面白いですね!

いずれも酸味が特徴のブドウですが、プティ・マンサンの方は糖分も凝縮されるので、
甘口ワインが作られることも多いです。
スイーツや、なんと高級食材のフォアグラにも合うのだとか。
フォアグラなんて贅沢過ぎます!

フォアグラのソテー

5.アラン ブリュモン ガスコーニュ グロ・マンサン 甘口

もちろん、アラン ブリュモン ガスコーニュ シリーズにも、このグロ・マンサンを使った甘口ワインがあるので、紹介していきますね。

ブドウ品種:グロ・マンサン

産地:ガスコーニュ

アルコール度数:12% vol.

フランスの品質分類:I.G.P ガスコーニュ

 
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アラン ブリュモン ガスコーニュ グロ・マンサン 甘口は、
実は、日本では未入荷なのです!

アラン ブリュモン ガスコーニュ グロ・マンサン 甘口
(Domaine Alain Brumont Gros Manseng Doux)は、
黄色いラベルのワインなのですが、
輸入販売者の三国ワインでは取り扱いしておらず、
探しても、探しても、海外のワイン販売サイトしか見つからず。
なかなか手に入らないとなると、逆に飲んでみたくなりますね!

樹齢30年のブドウの木から出来た、100%グロ・マンサンが使用されたワインで、
パイナップルのような香り豊かな甘口です。

実際のワインの画像など詳細は、こちらからどうぞ。
(公式サイトwww.brumont.frですが、フランス語になります。)

一応、海外のワイン販売サイトも載せておきますね。
フランスのアヌシーにある会社で”vinatis”というサイトになります。
残念ながらヨーロッパ周辺しか配送していませんが。
詳細はこちらからどうぞ。(英語のサイトになります。)

手土産ワインとして安くて美味しい2000円以下の
赤ワインなら、
アラン ブリュモン ガスコーニュをおすすめする理由2.
トム・クルーズが自家用ジェットで買い付けに行くほどの
ワイナリーだから

次に、手土産ワインとして安くて美味しい2000円以下の赤ワインとして、アラン ブリュモン
ガスコーニュをおすすめする理由は、あのトム・クルーズが自家用ジェットでワイナリーまで買い付けに行くほど
お気に入りだからです!

それだけで話題になっちゃいますよね。
自家用ジェットなんて羨ましい限りです。
舌の肥えたハリウッドスターも虜にしているなんて、すごいですよね!

私が見上げた空で見た飛行機を撮影した写真
私が見上げた空で見た飛行機

実際に、アラン・ブリュモン氏は、フランス最高位の勲章と呼ばれる” légion d’honneur
(レジオンドヌール
)”も受賞しています!
”légion d’honneur(レジオンドヌール)”は、ナポレオン1世が制定したと言われていますが、
軍や文化などのフランスへの功績を称して大統領より
授与されます。
レジオンドヌールには、階級があり、上位より順に、グランクロワ、グラントフィシエ、コマンドゥール、オフィシエ、シュヴァリエとあって、功績と功績年数により、順に
昇級していく形です。

アラン・ブリュモン氏は32年間のプロフェッショナルなワイン造りの功績が認められ、1996年に
シュヴァリエを授与されました。
”Chevalier(シュヴァリエ)”とは、”騎士”という意味です。
なんだかかっこいいですね!

 
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ちなみに、レジオンドヌールは、フランス国民でなくても受賞されます。
建築家の安藤忠雄氏は、2021年4月に上から3番目のコマンドゥールに
昇級したばかりです!
”Commandeur(コマンドゥール)”とは”司令官”という意味です。
安藤氏の建築作品はもちろんのこと、建築業界を牽引し、日本とフランスの対話を深めた功績を称えての授与、とのこと。

他にも、ワイン誌やレストランガイドなどワイン業界で、アラン・ブリュモン氏は、高く
評価されています。
ドメーヌ アラン ブリュモンのワインは本当に世界で認められているのですね!

手土産ワインとして安くて美味しい2000円以下の
赤ワインなら、
アラン ブリュモン ガスコーニュをおすすめする理由3.
自然環境を活かしたブドウ栽培でコスパ抜群の美味しさを
生み出しているから

最後に、手土産ワインとして安くて美味しい2000円以下の赤ワインとして、
アラン ブリュモン ガスコーニュをおすすめする理由は、自然環境を活かしたブドウ
栽培でコスパ抜群の美味しさを生み出しているからです!

どういうことかと言うと、様々な粘土質土壌、石灰岩土壌、小石がたくさんの土壌と、
ガスコーニュ地方の多様で特異な土壌それぞれに合うブドウ品種を見極めて、その土地を
活かすブドウ栽培を大切にしているのです。
ここの粘土質土壌にはタナを、ここの石灰岩・粘土質土壌にはグロ・マンサンを、
という感じですね。

葡萄畑

また、各区画は木で仕切られ、除草も種が出来たとき、ブドウの木を保護するために、
必要最低限の量をカットするのみです。
なので、アラン ブリュモンのブドウ園は基本的に、自然のまま植物に覆われています。
太陽がたっぷりと当たる向きで栽培し、自然な堆肥を使用していて、殺虫剤は使っていません。

さらに、周囲100㎞辺りに産業や大きな街もないので、空気や水が汚染される心配もありません。
水に関しては、ガスコーニュ地方の自然の恩恵を受け、木々が生い茂った丘から採れる湧き水を
使用しています。
日本酒でもお水が美味しい土地の地酒は美味しいですよね!

こうして恵まれた環境を大事にして、美味しいワインも出来るなんて素敵ですよね!
まさにサステナブルなブドウ栽培です!

 
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更に、自然の生物多様性の大切さを伝え、二酸化炭素の排出を抑える
イベントなどもドメーヌ アラン ブリュモンのブドウ園で行っています!

2019年度のイベントにはなりますが、これは、
アーティスト達が古くなって空洞の出来た、剪定されたオークなどの木の幹に
彫刻を施し、それをブドウ園で展示するというものです。
この木の幹は、1000以上の動物・昆虫たちを保護することができ、土壌にとって自然の肥料
にもなっています。
そして、二酸化炭素の吸収にも役立っているのです!

地球温暖化が急加速しているので、二酸化炭素を抑える活動は今や、全人類が
気を付けなければならない問題ですよね。

ドメーヌ アラン ブリュモンは、イベントに来た人たちに、このアートを見てもらうことで、
生物多様性、持続可能な環境作りの大切さを伝えています。

素敵な取り組みですよね!
詳細はこちらに、公式サイトwww.brumont.frのニュースを載せておきますね。(フランス語になります。)

さいごに

手土産ワインとして安くて美味しい2000円以下の赤ワインとして
アラン ブリュモン ガスコーニュをおすすめする理由をご紹介してきました。

自然な土地を大切にして、美味しいワインを、安く造り上げているのは本当にすごいと思います。

それまではフランスのボルドー地方の陰になって、
あまり注目されていなかったガスコーニュ地方の特別な土地に価値を見出して、
世界で評されるワインを造ったドメーヌ アラン ブリュモンをぜひ、試してみてください!